咬筋ボツリヌス治療
ボツリヌストキシンから抽出されるタンパク質を、咬筋に注入することで緊張をほぐす治療です。
その結果、咬筋肥大による下記の原因を改善することが出来ます。また、顎関節症の治療にも使用されています。
■歯ぎしり■食いしばり■顎の痛み■歯やマウスピースが割れる■頭痛■肩こり■首こり■顎関節症
咬筋・咬筋肥大とは
エラの部分にある咀嚼筋の1つで、食事をする時に使う大切な筋肉です。
咬筋が必要以上に強くなることを「咬筋肥大」といいます。
咬筋が肥大すると
歯ぎしりや食いしばりなどが原因で咬筋が肥大すると、次のような症状が出るケースもあります。
- 歯が欠ける
- すり減る
- マウスピースの割れ
- 頭痛
- 肩こり
- 首こり
咬筋力のチェック
下記治療を受けたことのある方は、咬筋力のチェックをお勧めします。
- セラミック (白い歯)
- 補綴物 (銀歯など)
- インプラント
- 神経治療
- 知覚過敏
- 頭関節症
当院で簡単にチェック出来ますので、ご相談ください。咬筋の強さは、他の人と比較が出来ないため自覚症状がない方がとても多いです。
口腔内を診察することにより、更に詳しく調べることが出来ます。
咬筋ボツリヌス治療の効果
症例写真
歯ぎしり、食いしばりがひどかった為、咬筋にボツリヌス注射を注入。
咬筋の緊張が取れ、症状が緩和。
食いしばりによる肩こり、頭痛なども改善。
※ボツリヌス治療の有効性は、歯科学会でも発表されている治療です。
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治療前
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治療後2か月
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治療後8か月
ボツリヌス治療Q&A
※ ボツリヌスタンパクは完全無毒化されているため、人体への影響はありません。
- ボツリヌスの安全性
- ボツリヌス注入療法は、日本では、1996年に眼瞼痙攣、2000年に片側顔面痙攣、2001年に痙性斜頸への治療が厚生局の承認を受けてます。
美容医療では、しわ取りの治療、小顔治療として一般的 に使用されている治療方法です。
美容目的では 70 カ国以上で使用されており、日本の 歯科領域では、2011年頃から導入されてます。 - 適用範囲について
- 咬筋・オトガイ筋(うめぼしジワ)・ガミースマイル・ 口角挙上 ※施設によって治療範囲は異なります。
- 治療時間について
- 15分程度で終了します。(表面麻酔をする場合は、40 分程度)
- ダウンタイムについて
- 特にありませんので、すぐに日常生活に戻ることができます。
- 副作用について
- 治療後数日は重たい感覚が残る場合があります。
- 効果の持続について
- 持続効果はおよそ3~6カ月です。※持続効果には個人差があります。
- 保険適用について
- 保険適用外となります。